登山の虫除けスプレー使用感|虫は寄ってくるけど刺されにくくなる話

登山の虫除け対策 登山装備

登山の虫対策は、長袖・長ズボン・帽子などの物理防御が一番確実だと思っています。ただ、暑さや行動中の快適さを考えると、虫除けスプレーも使いたいところです。この記事では、登山で虫除けスプレーを使って感じたことと、ヘッドネット・ハッカ油・蚊取り線香・アブやブヨへの注意点をまとめます。
※虫除けスプレーは製品によって使い方や対象害虫が異なるため、使用前に表示を確認してください。
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  • 虫対策は、まず長袖・長ズボンなどの物理防御が安心
  • 虫除けスプレーは、虫を完全に寄せつけないものではない
  • ただし、刺されにくくなる効果は感じる
  • 虫が多い山では、ヘッドネットも選択肢
  • ハッカ油の原液や蚊取り線香は、使い方に注意したい
  • アブやブヨは下山後の露天風呂でも油断できない

虫除けスプレーのおすすめは分からない

虫除けスプレーについては、どの商品が一番おすすめかは分かりません。登山では気温、湿度、汗の量、虫の種類、山域、時期が違います。使った日によって状況が違いすぎるので、「これが一番効く」とは言いにくいです。ただ、いくつか使ってみた感覚としては、少量を朝に少しスプレーしただけで、登山中ずっと快適になるほどではありません。ちゃんと効かせようとすると、かなり量を使います。

私はドラッグストアで買えるという理由で、はだまも ミスト ミニサイズ 66mLか、スキンベープミスト 70mLを使っています。

1本使い切る勢いなら効果は感じる

虫除けスプレーは、効かないとは思っていません。むしろ、その山行で1本使い切るくらいの勢いでしっかり使えば、効果は感じます。

ただ、登山開始前に少しスプレーしただけで、最後まで虫が寄ってこない、というほど簡単ではありません。汗をかけば落ちるし、休憩中にも虫は来ます。沢沿い、湿原、風の弱い樹林帯では、特に虫が多く感じます。

こまめに塗り直して、服にもスプレーして、しっかり使う。そこまでやると効果は感じます。ただし、コスパはかなり悪いです。「これだけ使えば効くけど、1回の山でこんなに減るのか」と思うことがあります。

虫は寄ってくるけど、刺されにくくなる感じ

虫除けスプレーを使っても、虫がまったく寄ってこなくなるわけではありません。少量だと、普通にまとわりついてきます。体に止まることもあります。

ただ、止まった瞬間にすぐ飛んでいくことがあります。それを見ると「虫除けスプレーが嫌なんだな」と思います。なので、虫除けスプレーは「虫を完全に寄せつけないもの」というより「刺されにくくするもの」として考えています。

虫が近くに来るだけで不快な場合、スプレーだけでは足りないこともあります。でも、刺される回数を減らすという意味では、使う価値はあると感じています。

アブやブヨ対策は服の上にもスプレーしたい

アブやブヨはかなり厄介です。蚊も嫌ですが、アブやブヨは服の上からも刺してくる上、刺されたあとの不快感が強いので、できるだけ避けたいです。

そのため、虫除けスプレーは肌が出ているところだけでなく、服の上にも使いたいです。特に気にしているのは、足元、靴下まわり、足首、ズボンの裾、袖口、手首、首まわりです。服と肌の境目は虫が入り込みやすいので、重点的に対策したい場所です。

ただし、衣類に使えるかどうかは製品によって違います。素材によってはシミや変色が出る可能性もありますし、レインウェアや防水透湿素材には使わない方がよさそうなものもあります。服に使う場合も、必ず製品表示を確認した方が安心です。

虫対策も物理防御が一番だと思う

虫除けスプレーは使いますが、虫対策も結局は物理防御が一番強いと思っています。一切肌を出さない。顔まわりがつらいときはヘッドネットを使う。これができれば、スプレーだけに頼るより確実です。

ただ、現実には暑いです。夏の登山で完全防備すると、それはそれでつらいです。だから普段は、長袖・長ズボンを基本にして、虫除けスプレーで補助するくらいの運用になっています。虫が多すぎる山では、スプレーだけで快適にするのは難しいと思います。

田代山でヘッドネットの必要性を感じた

田代山に行ったときは、虫の多さにかなり辟易しました。虫除けスプレーをしていても、顔まわりにまとわりつく虫が多いと、それだけでかなりストレスになります。

そのとき、養蜂家の人がかぶっているようなネットを帽子の上からかぶっている人がちらほらいました。いわゆるヘッドネット、モスキートネットのようなものです。それを見て、「なるほど、虫が多い山ではこういう装備もありなんだ」と思いました。

その後、ヘッドネットを買いました。ただ、実際にはまだ使っていません。田代山ほど顔まわりの虫がつらい山に、その後まだ当たっていないからです。ヘッドネットは少し邪魔そうではあります。でも、顔まわりの虫が多すぎる山では、かなり心強い装備だと思います。

虫が多い山でも、虫の種類で不快度が違う

武尊山でも虫は多かったです。ただ、そのときはハエっぽい虫が多かったのか、刺す感じや、しつこくまとわりつく感じはそこまでありませんでした。虫の数が多いだけなら不快ではありますが、まだ我慢できることもあります。

きついのは、顔まわりにまとわりつく虫、目や耳に来る虫、そして刺してくる虫です。虫が多い山だから必ずヘッドネットが必要、というより、どういう虫が多いかで不快度がかなり変わると感じています。

また、トンボが出てくると、刺すような虫がいてもあまり被害がない気がします。もちろん、トンボがいるから絶対に刺されないわけではありません。ただ、体感としては「トンボが出てきたから少し楽かも」と思うことがあります。

ハッカ油の原液を靴下にかけたらヒリヒリした

登山中に、すれ違う人からハッカの香りがすることがあります。虫除け目的で使っているのだと思います。

私も虫除けのつもりでハッカ油を使ったことがあります。「ハッカの香りは下から上がってくるから、足元にかければいいのでは」と思い、靴下にハッカ油の原液をかけました。そうしたら、登山用の分厚い靴下を貫通して、足の皮膚がヒリヒリしてきました。びっくり。

ハッカ油を使うとしても、原液ではなく薄めること、少量から試すこと、肌に直接つかない場所で使うことが大事そうです。肌が弱い人や、刺激を感じやすい人は特に注意した方がよさそうです。効果の程は、正直なところイマイチよくわかりません。清涼感は痛いほど感じました。

ハッカ油はこんなやつ。ドラッグストアで見かけたのを買いました。

蚊取り線香を腰から下げている人もいた

蚊取り線香を腰からぶら下げて歩いている人を見かけたこともあります。効果を聞いてみたら「たぶん効果はある気がする」とのことでした。

ただ、私は登山中に火を扱うことに少し抵抗があります。藪や落ち葉がある場所、乾燥している季節、風が強い日などは特に気になります。煙も出るので、人が多い場所では周囲への配慮も必要そうです。蚊取り線香は選択肢としては知っていますが、自分では今のところ使っていません。

下山後の露天風呂でもアブ・ブヨに注意

アブやブヨは、登山中だけでなく下山後にも注意したいです。露天風呂で刺されたことがあります。裸なので守るものがありません。刺され放題です。

このときは腕全体が腫れて痒みも強く、仕事中は氷水を当ててしのいでいました。腕全体の腫れは1週間ちょっとで落ち着きましたが、刺された場所のかゆみは1か月くらい残った気がします。

山あいの温泉や沢沿いの露天風呂では、虫がいる前提でいた方がよさそうです。湯船の近くを飛んでいる虫がいたら、のんびりしすぎず早めに上がる。露天より内湯を選ぶ。脱衣所に入る前後も気をつける。

下山後で油断しているときほど、刺されるとつらいです。登山中だけでなく、温泉まで含めて虫対策を考えた方がよさそうだと思いました。

まとめ

登山の虫対策は、長袖・長ズボン・帽子などで肌を出さないことが一番安心です。虫除けスプレーは、虫がまったく来なくなるものではありませんが、刺されにくくする効果は感じています。虫が多い山ではヘッドネットも選択肢になります。ハッカ油や蚊取り線香は使い方に注意が必要なので、無理に取り入れず、自分に合う方法で虫ストレスを減らしていきたいです。

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