初めて登山に行くことになったとき、「登山用の服を一式揃えないといけないの?」と思う人もいるかもしれません。
私は、最初から登山ブランドのウェアを揃える必要はないと思っています。
動きやすくて、乾きやすくて、その日の気温に合った服なら、まずは手持ちのもので十分です。
実際、私が大学生のときに行った初登山では、高校時代のジャージを着ていました。
社会人になって登山を始めてからも、しばらくの基本装備は、
- ユニクロのスポーツ用Tシャツ
- ユニクロのスポーツ用ショートパンツ
- 手持ちの安い化繊レギンス
- ユニクロのスポーツ用薄手パーカー
でした。
登山用として買った服ではありません。
山に行く頻度が増えるまでは、この格好で特に困ることもなく、数年間登っていました。
初登山なら、こんな服装がおすすめ
今、初めて山に行く人にすすめるなら、
- 化繊のTシャツ
- 薄手の長袖
- 動きやすい長ズボン
- 帽子
を基本にします。
特に大事なのは、登山用かどうかより、動きやすくて乾きやすいことです。
スポーツ用やランニング用として売られている服なら、登山専用品でなくても使いやすいものがたくさんあります。
私が以前使っていたユニクロのウェアも、ランニングなどを想定した商品だったと思います。軽くて乾きやすく、UVカット機能も付いていました。
登山を続けなかったとしても、スポーツウェアなら普段の運動着にできます。
普段運動をしないなら、部屋着や、ちょっとコンビニまで行くときの服にしてもいいと思います。
「登山のためだけに買ったのに使わなくなった」ということになりにくいのも、最初の服としておすすめする理由です。
素材に迷ったら、とにかく乾きやすい化繊
肌触りなどに特にこだわりがなければ、私はまず化繊をおすすめします。
ポリエステルなどの化繊は汗をかいても乾きやすく、軽いものも多いです。
逆に、綿100%のTシャツなどは汗を吸うと乾きにくく、濡れたままになると体が冷えやすくなります。
スウェットも素材はさまざまですが、厚手で重いものや綿の割合が高いものは登山にはあまり向きません。
ブランドよりも、「軽い・乾きやすい・動きやすい」この3つを基準に選べば十分だと思います。
ボトムスは動きやすい長ズボンがおすすめ
私は以前、レギンス+ショートパンツでよく登っていました。これでも特に問題はありません。
ただ、今すすめるなら長ズボンです。
草や枝が直接脚に当たりにくいですし、私は草が脚に当たるとくすぐったいので、今はほとんど長ズボンを履いています。
スポーツ用のパンツなど、脚を上げたりしゃがんだりしやすいものなら十分です。
ジャージしか持っていなければ、ジャージでも構いません。
私自身も履いていました。
ただ、学校のジャージのような厚手のものは少し重くてかさばるので、これから選ぶならもう少し薄手のスポーツパンツをおすすめします。
ジーンズや、裾が広くて歩きにくいパンツは避けたほうがいいです。
とにかく、歩いたり脚を上げたりしやすい服を選びましょう。
春夏秋はTシャツ+羽織りもの
春から秋なら、私はまず「化繊Tシャツ+薄手の長袖やパーカー」をすすめます。
山では歩いていると暑くても、休憩すると急に寒く感じることがあります。
標高や風によっても体感温度が変わるので、1枚で何とかしようとせず、脱ぎ着して調整できる服装が便利です。
暑ければ脱ぐ。
寒ければ着る。
登山では、この重ね着が基本です。
寒い季節なら長袖+フリース
私は登山を始めた当初、冬山にはほとんど行っていませんでした。
今、寒い時期の低山へ行く初心者にすすめるなら、「長袖+フリース」を基本にして、さらにウインドブレーカーなど風を防げるものがあると安心です。
わざわざ登山用を買わなくても、高校時代のウインドブレーカーなどが残っていれば、まずはそれでもいいと思います。
ただし、冬は地域や標高によって条件が大きく変わります。
雪や凍結のある山は、まずはツアーなどに参加し、そこで必要な服装を確認しましょう。
靴と靴下は一緒に用意する
服は手持ちでもいいと思っていますが、靴は別です。
登山を始めるなら、まず登山靴を用意することをおすすめします。
ただ、本格的な登山靴を買わなくても、ワークマンなど手頃な登山靴でも問題ないと思っています。
そして、できれば靴と一緒に靴下も買ってください。
登山靴を試着するときに、実際に使う靴下も一緒に選ぶのが安心です。
私は最初、中学生の修学旅行でスキーに行ったときに買った厚手の靴下を使っていました。
スキー用のような厚手の靴下が手持ちにあれば、それで代用可能と思います。
ひとまず靴と靴下だけ買えば、あとは手持ちでなんとかできると思います。

初登山は服より天気を重視してほしい
服装以上に、初めての登山で私が大事だと思っているのが天気です。
できれば、天気の安定した晴れ予報の日に行ってください。
初めての登山なのに、雨の中を歩く必要はありません。
雨予報なら中止、強風や雷が予想される日も中止。
曇りでも登山はできますが、初めてならできるだけ晴れた日に行ってほしいです。
せっかく初めて山へ行くなら、景色も含めて楽しんでもらいたいからです。
複数人で予定を合わせていると、曇りだけで日程を変更するのは難しいこともあると思います。
それでも、少なくとも雨・強風・雷が予想される日は中止するくらいでいいと思っています。
初登山では、悪天候に耐えられる装備を大量に揃えるより、そもそも条件のいい日に行くことを重視してほしいです。
レインウェアはとりあえずなんでもいいから持っていく
一般的な登山装備では、レインウェアは重要な装備です。
ただ、私は「初めて一度山へ行ってみる」という段階で、高価な登山用レインウェアを必ず買わなければならないとは思っていません。
晴れ予報の日に、歩きやすく、短時間で下山できる山へ行く。
それでも念のため、簡易的な雨具は持っていく。
最初はそれくらいでもいいと思っています。
そして、「これからも登山を続けたい」と思ったら、そこで登山用のレインウェアを検討すればいい。
ただし、長時間歩く山や標高の高い山などでは必要な装備も変わります。
この記事は、あくまで初めての登山で、歩きやすい山へ行く人を想定しています。
専用品は、必要を感じてから買っても遅くない
私は山に行く頻度が少なかった頃、ユニクロなどのスポーツウェアで特に困っていませんでした。
登山専用品を本格的に買い始めたのは、ソロで登るようになり、山へ行く頻度が増えてからです。
きっかけも、「この装備がなくて困った!」というより、なんとなく興味を持って買ってみたものが多かったです。
当時、ドライインナーが話題になっていたので試しに買ってみたところ、汗冷えがかなり気にならなくなりました。
そこで初めて「今まで私は汗冷えしていたんだ」と気づきました。
ザックも、登山を始めた頃に一緒に登っていた人から「買ったほうがいい」と言われ続けていたので、そのうち買ってみました。
すると今度はザックだけ急に登山者らしくなったので、ウェアも欲しくなり、買い始めました。
専用品を使ってみると、やっぱりよくできています。
一度快適さを知ると戻れなくなるものもあります。
でも、それは登山を続けると決まってからでも遅くありません。
最初は手持ちのスポーツウェアで十分
初めての登山だからといって、登山ブランドの服を上から下まで揃える必要はありません。
まずは手持ちの服の中から、
- 動きやすい
- 軽い
- 乾きやすい
- 重ね着で調整できる
ものを探してみてください。
なければ、ランニングやスポーツ用として売られている手頃な服でも十分です。
そして何より、初めてなら天気のいい日を選ぶこと。
私は、服装を完璧にすることよりも、条件のいい日に楽しく歩くことのほうがずっと大切だと思っています。
山に行く回数が増えて、「もっと快適にしたい」と思うようになったら、そのとき初めて専用品を少しずつ買い足していけば大丈夫です。
専用ウェアがなくても山は登れるけど、登山ウェアが欲しいなと思ったら。1つの例です。



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