【白馬岳】7月下旬の花・残雪メモ|栂池から1泊2日・駐車場・服装【2026/7/25-26】

今年はコバイケイソウが大当たりらしい 山行記録

2026年7月25日・26日に、栂池から白馬大池、小蓮華山を経て白馬岳を往復したときの記録です。栂池中央駐車場とゴンドラの混雑、7月下旬に見られた花、残雪や登山道の状況、白馬山荘、当日の服装や水分量をまとめました。

  • 6:00過ぎ到着で、栂池中央駐車場は6割ほど
  • ゴンドラ営業開始前から、駅には100人ほどの行列
  • 白馬乗鞍岳山頂直下に雪渓があり、チェーンスパイクを使用
  • 天狗原〜白馬乗鞍岳は大きな岩が続く
  • 7月下旬は高山植物が多く、ライチョウも確認
  • 2日目は雷雨。雨風で岩場が滑りやすく、渋滞も発生
  • ザックカバーだけでは荷物を防水できず、防水袋と替えの行動着が必要だと感じた
  • 白馬山荘はドコモでも電波は入らなかった

基本情報

  • 訪問日:2026/7/25(土)・26(日)
  • 場所:長野県北安曇郡小谷村
  • 天気:25日曇り、26日雷雨
  • コース:
    • 1日目:栂池自然園駅 → 天狗原 → 白馬乗鞍岳 → 白馬大池山荘 → 小蓮華山 → 白馬岳 → 白馬山荘
    • 2日目:白馬山荘 → 白馬岳 → 小蓮華山 → 白馬大池山荘 → 白馬乗鞍岳 → 天狗原 → 栂池自然園駅
  • 歩行時間:
    • 1日目約7時間
    • 2日目約6.5時間(休憩除く)
  • 下山時刻:15:00

栂池自然園駅から白馬大池、小蓮華山を経て白馬岳へ向かい、白馬山荘に宿泊しました。翌日は同じルートを戻りましたが、雷雨となり、雨風の中での厳しい下山になりました。

駐車場・ゴンドラ

  • 駐車場名:栂池中央駐車場
  • 到着時刻:6:00過ぎ
  • 埋まり具合:6割ほど
  • 下山時の状況:3割ほど
  • 料金:500円/日
  • 栂池ゴンドラ営業開始:7:00
  • トイレ:あり

6:00過ぎに到着した時点で、ゴンドラ駅にはすでに100人ほどの行列ができていました。チケットは事前にオンライン決済しておくと、現地での支払い時間を省けます。ただし、オンラインで購入していてもチケットの引き換えは必要でした。

ゴンドラ乗り場周辺には猫が何匹かいて、この日は確認できただけでも4匹いました。

花の状況

  • 見た花:ミヤマコゴメグサ、ウツボグサ、ミヤマカラマツ、キンコウカ、シモツケソウ、シラネニンジン、ハクサンフウロ、ミヤマコウゾリナ、ヤマハハコ、ミヤマダイモンジソウ、イワツメクサ、ミヤマクワガタ、テガタチドリ、コバイケイソウ、キリンソウ、ゴゼンタチバナ、タカネシオガマ、クモマミミナグサ、ミヤマアズマギク、ヒメウメバチソウ、チシマギキョウ、イブキジャコウソウ、タカネナデシコ、クルマユリ、リンネソウ、コマクサ、チングルマ、ハクサンコザクラ、ウサギギク、ヒオウギアヤメ、ハナニガナ、ハクサンイチゲ、エゾシオガマ、ミヤマオトギリソウ、コケモモ、タカネバラ、ヒメクワガタ、ミヤマキンバイ、ベニバナイチゴ、アオノツガザクラ、コイワカガミ、イワイチョウ、ワタスゲ、タテヤマリンドウ、オタカラコウ、トリアシショウマ、シロバナハナニガナ、オオヒョウタンボクなど
  • 見頃感:標高や雪解けの時期によって咲いている花が変わり、コース全体でさまざまな花が見られた
  • 補足:栂池自然園や天狗原の湿原から、白馬岳周辺の高山帯まで植生の変化を楽しめた

7月下旬の栂池〜白馬岳は、とにかく花の種類が豊富でした。湿原の花、樹林帯の花、高山帯の花と、標高を上げるにつれて見られる植物が変わります。コマクサ、チングルマ、ハクサンコザクラ、ハクサンイチゲなど、夏の高山らしい花も多く見られました。

鳥・その他生物

  • 確認できた鳥:ウグイス、ホトトギス、イワヒバリ、メボソムシクイ、ルリビタキ、アマツバメ、ライチョウ、ノビタキ?
  • その他生物:ヤナギルリハムシ、カオジロトンボ、オトシブミの仲間
  • 虫刺され:下山中に樹林帯でブヨと思われる虫にいつのまにか刺されていた

登山道状況

  • ぬかるみ:あり
  • 滑りやすさ:雨で岩場やぬかるみが滑りやすかった
  • 岩場:登山口〜天狗原にも岩あり。天狗原〜白馬乗鞍岳山頂直下は大きな岩が続く
  • 急登:白馬乗鞍岳までは比較的急
  • 雪・凍結:白馬乗鞍岳山頂直下に雪渓あり
    • 使用した装備:チェーンスパイク
  • 道迷いしやすさ:ルートは明瞭で分かりやすい

栂池自然園駅から天狗原までの登山道にも岩がありますが、天狗原を過ぎると大きな岩が連続します。白馬乗鞍岳までは比較的急で、岩の上を登っていく場所が多いコースでした。

白馬乗鞍岳山頂直下には雪渓が残っていたため、チェーンスパイクを使用しました。7/21に小谷村のホームページで4本爪か6本爪のアイゼンが必要とあっため、栂池ヒュッテで4本爪アイゼンをレンタルしようとしたところ、山荘の方から「登りも降りもツボ足で大丈夫。チェーンスパイクを持っているなら降りで怖ければ装着すれば良い」とアドバイスいただいたきました。雪渓に慣れてない私は上り下りどちらもチェーンスパイクで進みました。

2日目は強い雨と風で、岩場やぬかるみが滑りやすくなっていました。苦戦している人も多く、岩場や雪渓では渋滞が発生しました。

両日ともに稜線では風が強く、踏み出そうと片足になった瞬間に体を煽られることがありました。足を置く前に風の強さを確認し、できるだけ両足で安定した姿勢を保ちながら進みました。

服装

  • 上:長袖シャツ
  • 下:長ズボン
  • 防寒着:ウインドシェル、薄手ダウン
  • 雨具:レインウェア
  • 行動中:
    • 1日目:長袖シャツに風があるときはウインドシェルを着用
    • 2日目:長袖長ズボンにレインウェア上下を着用。大池山荘で休憩後はレインウェアの下に薄手ダウンを着用し、白馬乗鞍岳〜天狗原の途中でダウンは着脱。
  • 停止時:長袖シャツ+ウインドシェル
  • 就寝時:
    • 上:長袖シャツ
    • 下:薄手のランニングパンツ
  • 山小屋内:就寝時の服装の上に薄手ダウン

1日目は曇りでしたが、行動中は長袖シャツで歩き、風があるときにウインドシェルを着用しました。停止中も長袖シャツとウインドシェルで問題ありませんでした。

山小屋内では、翌日行動着の長袖シャツと薄手のランニングパンツの上に薄手ダウンを着て過ごしました。

2日目は常に雨風に煽られていたのでレインウェア上下着用。休憩も大池山荘のみで、その他は歩き続けました。

水分

  • 持参:水500mL、スポーツドリンク500mL、お茶500mL、お湯500mL
  • 飲んだ量:1日目は合計1.5Lくらい
  • 2日目の補給:
    • 白馬山荘でお湯500mLを購入
    • 炊事場の飲料水を500mL×2本分補給
  • お湯の料金:500mLで100円

1日目は水、スポーツドリンク、お茶、お湯を合計2L持参し、1.5Lほど飲みました。

2日目は、白馬山荘で500mLのお湯を入れてもらい、炊事場の飲料水も1L分補給しました。

持っていってよかったもの

  • お湯

1日目は昼食の完全飯(ミラノ風ドリア)に使用しました。2日目は雨で体が冷え切り、温かい飲み物が必要だったため、持っていってよかったです。

悪天候で冷えたときは、温かいものを飲めるだけでもかなり助かりました。

持っていけばよかったもの

  • オーバーグローブ
  • 防水袋
  • 替えの行動着

雨でグローブが濡れ、手がかなり冷えました。防水性のあるオーバーグローブがあれば、濡れと風を防ぎやすかったと思います。

ザックカバーを使用していましたが、長時間雨に降られたことでザックの中まで水が入り、ダウンや着替えもすべて濡れてしまいました。ザックカバーだけでなく、ダウンや着替えなどは防水袋に入れておく必要があると感じました。

今回は荷物を減らすため、替えの行動着を最低限にしていました。しかし、雨で服が濡れて体が冷え、低体温症になりかけました。こうした状況に備えて、乾いた行動着を防水して持っておいたほうがよかったです。

白馬山荘

  • トイレ:きれいで、においも気にならなかった
  • 手洗い場:あり
  • 歯磨き:可能
  • 半個室:電源なし
  • 電波∶ドコモ繋がらず

白馬山荘はトイレがきれいで、においもほとんど気になりませんでした。手洗い場があり、歯磨きもできます。

今回利用した半個室には電源がなかったため、スマートフォンやカメラを充電する場合はモバイルバッテリーが必要です。

電波について、公式サイトではドコモ○となっていますが、訪問時は館内も外も電波が入りませんでした。天候や場所、混雑状況によってはつながらない可能性があります。ドコモは圏外になると衛星通信に切り替わるのですが、電波は入らず、かといって衛星通信に切り替わることもなく、何も読み込めないまま終わりました。

チェックイン時にはアミノバイタルゴールド(顆粒)を一人一本もらえました。疲れた身体に大変助かります。

布団は私にはやや薄く感じ、翌朝は腰が痛くなりました。宿泊者の中には、持参したマットを布団の上に敷いている人もいました。寝具の硬さが気になる人や腰痛が心配な人は、軽量のマットを持参すると快適に眠りやすいかもしれません。

山荘の夜ご飯と朝ご飯。みそ汁とご飯はおかわり自由です。朝ご飯のおやきは甘かったです。

下山後情報

  • シャインマスカットソフトクリーム:栂池ヒュッテ
  • 料金:500円

ソフトクリームというよりジェラートやシャーベットに近く、さっぱりした味でとてもおいしかったです。バイトの子が緊張した様子で作ってくれ、少し不格好なソフトクリームを気まずそうに渡してくれたのも含めて、なんだか忘れられません。

  • 温泉:岩岳の湯
  • 料金:750円
  • 栂池中央駐車場から:車で約7分

下山後は岩岳の湯を利用しました。雨で体が冷えていたため、下山後すぐに温泉へ入れるのはありがたかったです。

  • 食事:白馬食堂
  • 営業時間:12:00~15:00、17:30~21:00
  • 栂池中央駐車場から:車で約15分
  • 岩岳の湯から:車で約8分
  • 注文したもの:生姜焼き定食

温泉のあとは白馬食堂へ行き、生姜焼き定食を注文しました。開店直後から満席になり、かなり人気のお店のようです。味噌汁とご飯は2杯までおかわり無料。肉が柔らかくボリュームもあり、味付けが濃い目で下山飯にもってこいでした。

行くなら

  • 週末はゴンドラ営業開始前から行列ができるため、早めの到着が安心
  • オンラインでチケットを購入していても、現地での引き換えは必要
  • 天狗原〜白馬乗鞍岳は大きな岩が続く
  • 7月下旬でも白馬乗鞍岳山頂直下に雪渓が残っていた
  • 雨天時は岩場とぬかるみが滑りやすく、通過に時間がかかる
  • 防寒着と着替えは、ザックカバーだけに頼らず防水袋へ入れておく
  • 雨の日は防水性のあるオーバーグローブがあると安心
  • 濡れたときに着替えられるよう、乾いた行動着を防水して持っておく
  • 悪天候で冷えたときのために、温かい飲み物を用意しておくと助かる
  • 半個室や大部屋には電源がないため、モバイルバッテリーが必要

7月下旬の栂池〜白馬岳は、高山植物が多く、湿原から稜線まで変化のある景色を楽しめるコースでした。今回は天気予報が2日間とも悪い方向に外れ、曇りと雷雨で展望には恵まれませんでしたが、たくさんの花やライチョウを見ることができました。

一方で、2日目の雨風では、濡れによる冷えの怖さを実感しました。荷物を減らすことも大切ですが、防寒着や着替えを濡らさないこと、濡れたときに乾いた服へ着替えられることは削ってはいけないと感じた山行でした。

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