2023年9月24日・25日に、御嶽山を1泊2日で歩いてきました。
おんたけロープウェイで飯森高原駅まで上がり、1日目は剣ヶ峰と摩利支天山を経由して五の池小屋へ。2日目は継子岳と四ノ池を周回してから下山しました。
色づき始めた山肌から、火山らしい岩とザレ場、剣ヶ峰の大展望、摩利支天山の岩稜、五ノ池、継子岳のガレ場と、歩いているうちに景色が次々と変わります。
2023年の山行なので細かいことはあまり覚えていませんが、写真を見返すと今でも「いい山だな〜」と口から漏れてしまう、また歩きたい山です。
基本情報
- 訪問日:2023年9月24日(日)〜25日(月)
- 場所:長野県木曽郡木曽町
- 天気:晴れ
1日目
- コース:飯森高原駅 → 女人堂 → 石室山荘 → 剣ヶ峰 → 二ノ池山荘 → 二ノ池ヒュッテ → 賽の河原 → 摩利支天山 → 五の池小屋
- 歩行時間:約5時間(休憩除く)
- 五の池小屋到着:14:30頃
2日目
- コース:五の池小屋 → 継子岳 → 四ノ池 → 五の池小屋 → 賽の河原 → 二ノ池山荘 → 石室山荘 → 女人堂 → 飯森高原駅
- 歩行時間:約4.5時間(休憩除く)
- 下山時刻:12:00頃
おんたけロープウェイ駐車場で車中泊
前日におんたけロープウェイ駐車場まで移動して車中泊しました。
- 駐車場名:おんたけロープウェイ駐車場
- 料金:無料
- トイレ:あり
駐車場はかなり広く、前日から車中泊していたこともあって、到着したときはそれほど混雑していなかった記憶があります。
トイレもきれいで、車中泊しやすい駐車場でした。ただし、トイレに近いところは地面が微妙に傾いていました。
車中泊する場合は、トイレから多少離れても、できるだけ平らな場所を選んだほうが寝やすいと思います。
翌朝はロープウェイの始発に乗るつもりで準備。
正確な待ち時間は覚えていませんが、始発を狙って動いたものの、少し待ってから乗った記憶があります。

ロープウェイで上がり、登山開始
おんたけロープウェイで飯森高原駅まで一気に標高を上げて登山開始。
9月下旬だったこの日は、登っていく途中からすでに秋の気配がありました。
特に女人堂付近では、低木の緑の中に黄色やオレンジ、赤が混ざり始めています。
紅葉真っ盛りというほどではありませんが、山肌が少しずつ秋色になり始めた時期。
その先へ進むにつれて植物の多い斜面から岩とザレた火山らしい景色へと変わっていきます。
この、歩くにつれて景色がどんどん変わっていく感じも御嶽山の楽しかったところでした。


初めてヘルメットを持って登った山
この御嶽山が、私が初めて登山用ヘルメットを装備として持っていった山でした。
そして出発前、地味に困ったのが「ヘルメットって、かぶっていないときどうやって持つんだ?」ということ。
ザックの中には入らないし、ずっと手で持つわけにもいきません。
周りを見ると、みんなザックの外側にうまくヘルメットを取り付けていました。なるほど、そうやるのか。
特に方法を知っていたわけではなかったので、周囲の登山者を見ながら見よう見まねで自分のザックにも取り付けました。
……が、結局ロープウェイを降りてからは、ほぼずっとかぶったまま歩きました。
この日は体感で7割くらいの人がヘルメットを着用していましたが、着用していない人もいました。
登山道の様子
登山道は全体的に明瞭で、道に迷いそうな場所はありませんでした。
- ぬかるみ:なし
- 滑りやすさ:特に気にならず
- 岩場:あり
- 急登:特に印象なし
- 雪・凍結:なし
- 道迷いしやすさ:道は明瞭でわかりやすい
標高を上げていくにつれて岩やザレた場所が増え、御嶽山らしい火山の景色になっていきます。
9月下旬の服装
- 上:長袖
- 下:長ズボン
- 防寒着:ウインドシェル
行動中は基本長袖1枚。たまにウインドシェルを着たり着なかったり。
日中はこのくらいで問題ありませんでしたが、日が落ちたあとは別。
五の池小屋から星を見るため外へ出たときは、持ってきた服を全部着込んでも寒く、あまり長居できませんでした。
剣ヶ峰|今年の運を全部使い果たしたと思うほどの快晴
この日は本当に天気がよく、剣ヶ峰からの眺めも最高でした。
山頂からは360度の大展望。雲の少ない真っ青な空の下に、山の緑と火山らしい岩やザレた地面が広がっています。
色づき始めた山肌も加わり、青、緑、黄、赤、そして岩の色がくっきり。
あまりにも天気に恵まれていて、「今年の運、全部ここで使い果たしたんじゃないか」と思ったくらい。
どこを見ても景色がよく、歩いている間ずっと気持ちのいい一日でした。


二ノ池ヒュッテの担々麺、10時に完売
1日目のお昼は、二ノ池ヒュッテで担々麺を食べるつもりでした。
ところが到着してみると、すでに完売。聞いたところ、この日は10時には売り切れていたとのこと。
10時オープンなのに。そんなことある???
楽しみにしていたので残念でしたが、「それなら帰りにもう一度狙おう」と思って先へ進みました。
摩利支天山|この山行で一番楽しかった場所
御嶽山の中でも、個人的に一番楽しかったのが摩利支天山でした。
岩の稜線を歩いていくような道で、周囲が開けていて高度感があります。
私はこういう、高いところを歩いている感覚のある道が大好き。
青空の下、岩の稜線を歩きながら周囲の景色を眺める時間がとにかく気持ちよく、この山行の中でも特に印象に残っています。
剣ヶ峰から見る景色も最高でしたが、歩いていて一番楽しかった場所なら摩利支天山。
また御嶽山へ行くなら、ここはもう一度歩きたいです。



景色がどんどん変わるから飽きない
御嶽山を歩いていて楽しかった理由のひとつが、景色が単調ではないこと。
登り始めは緑が多く、女人堂付近では色づき始めた低木の斜面。
そこから標高を上げると、次第に火山らしい岩とザレた世界へ変わっていきます。
剣ヶ峰では大展望。
摩利支天山では高度感のある岩稜歩き。
そして五の池小屋まで行けば、今度は五ノ池を眺めながらのんびりできる穏やかな景色。
翌日の継子岳周辺ではまたガレた山の景色を歩きます。
歩く区間ごとに雰囲気が変わるので、長く歩いていても景色に飽きませんでした。
五の池小屋|ここに泊まりたくて御嶽山へ
そして、この山行最大の目的だった五の池小屋へ。
以前、至仏山荘で相部屋になった方におすすめされ、それ以来ずっと気になっていた山小屋でした。
実際に泊まってみると、ここを目的に御嶽山まで来てよかったと思える小屋でした。
五ノ池を眺めながら畳でのんびり
小屋の前にはテラスがあり、畳も何畳か敷かれていました。
畳の上に座って足を伸ばし、目の前の五ノ池をぼーっと眺める。
山の上で畳に座ってくつろげるだけでも不思議なのに、目の前には池と山。
歩き終わったあとに過ごす、とても贅沢な時間でした。




石窯で焼いたピザ
事前に調べた情報では、チェックイン時に石窯で焼いたピザを先着で購入できるとのこと。
一人で1枚のピザは無理かなぁと諦めていましたが、この日は販売ではなく、一人1ピースずついただくことができました。
目の前の石窯で焼いてくれた、焼きたてのピザ。
山の上で食べる焼きたてのピザがおいしくないわけがない。


食事もおいしい
夕食も朝食もとてもおいしく、泊まったことのある山小屋の中では一番おいしいと感じました。なんと味噌は手作りらしいです。
山小屋というと泊まるための場所というイメージもありますが、五の池小屋では小屋で過ごす時間そのものを楽しめました。
なお、トイレは一度小屋の外へ出たところにあります。

外は寒いのに、布団では暑かった
夜は星を見るために外へ。晴れていたので、きれいな星空を見ることができました。ただし、寒い。
持ってきた装備を全部着込んで外へ出たものの、あまりの寒さにすぐに小屋へ戻りました。
ところが寝床はかなり暖かく、布団もしっかり厚め。今度は逆に、途中で暑くて目が覚めました。
もともと私は山小屋では眠りが浅くなりがちですが、この日は寒くて眠れないどころか、布団が暖かすぎるくらい。
外との温度差がすごかったです。
2日目は継子岳と四ノ池を周回
翌朝は、五の池小屋から継子岳へ。
継子岳と四ノ池を経由して五の池小屋へ戻るルートを歩きました。時間は1時間30分ほど。
朝食後なので、ちょっと散歩してくるくらいの気軽な気持ちで出発したのですが、ガレた場所を歩く区間もあり、思ったよりしっかり歩きごたえがありました。
五の池小屋に泊まり、時間と体力に余裕があるなら楽しい周回ルートでした。




継子岳を歩いている間にアップルパイが焼ける
朝食後、小屋でアップルパイを買うかどうか聞かれました。
「今から焼くので、焼き上がりは1時間後くらい」とのこと。
それなら、その間に継子岳を歩いてこよう。
継子岳と四ノ池をぐるっと周回して五の池小屋へ戻ると、ちょうどアップルパイの時間。
歩いたあとに、焼きたてのアップルパイとコーヒー。最高でした。
景色を眺めながらアップルパイを食べ、まだまだ小屋にいたい気持ちを引きずりながら下山しました。

そして担々麺はまた食べられなかった
帰りは再び二ノ池ヒュッテを通ります。1日目に食べられなかった担々麺。今度こそ食べようと、10時を狙って向かうつもりでした。
しかし、五の池小屋でアップルパイを食べたため、お腹いっぱい。結局、二ノ池ヒュッテには寄らず、そのまま下山しました。
1日目は売り切れ。2日目は自分がお腹いっぱい。いまだに食べられていない担々麺。次に御嶽山へ行くときの宿題です。
まとめ|写真を見返しても「いい山だな〜」と思う
2023年の山行なので、駐車場の細かな混雑状況や登山道の細部など、もう覚えていないこともたくさんあります。
それでも、
- 天気が最高だった
- 景色が次々と変わって飽きなかった
- 摩利支天山の岩稜歩きが楽しかった
- 五の池小屋が期待以上によかった
という記憶は、今でもしっかり残っています。
剣ヶ峰の360度の展望。
青空と火山の岩肌。
色づき始めた山。
高度感のある摩利支天山。
五ノ池を眺めながら畳で足を伸ばした時間。
焼きたてのピザとアップルパイ。
記事を書くために久しぶりに写真を見返していたら、何度も「いい山だな〜」と口から漏れました。
もともとは五の池小屋に泊まりたくて選んだ御嶽山でしたが、山そのものもすっかりお気に入り。
また歩きたい。
そして次こそ、二ノ池ヒュッテの担々麺を食べたいです。


コメント