登山を始めてから、8年くらい経ちました。
行動食を持っていかなかった日は、たぶん一度もありません。
最初の頃はいかにも「登山向け」なものを選んだり、カロリーが高そうなものを意識したり、いろいろ試してきました。
でも何度も山を歩いているうちに、
「カロリーが高ければ何でもいいわけではない」
「疲れたときに実際に食べたいと思えるものが大事」
「季節によって食べたいものも全然違う」
ということが分かってきました。
今回は、今までいろいろ試した中で、私が実際によく持っていく行動食をまとめます。
※あくまで私自身の体感や好みをもとにした内容です。
※この記事にはアフィリエイトリンクを含みます。
私の定番エネルギー
おにぎり|結局これが一番元気になる
いろいろ食べてきましたが、しっかりエネルギーを補給したいときは、今のところおにぎりが一番です。
おにぎり1個分くらいのカロリーがあるエネルギーゼリーを飲んでも、私の場合はあまり「復活した!」という感じがありません。
でも、おにぎりを1個食べると明らかに元気になります。
同じくらいのカロリーでも、この体感の差がどこから来るのかは分かりません。単純なエネルギー量だけでなく、固形物を食べた満足感なども関係しているのかもしれません。
ただ、少なくとも私にとっては、「ちゃんと食べて元気を出したいなら、おにぎり」という位置づけです。
夏場は傷みやすいので保冷には気を使いますし、冬は冷えたおにぎりをあまり食べたくなくなるのが弱点です。
エネルギーゼリー|食欲がないときの保険
おにぎりの方が元気になるとはいえ、エネルギーゼリーにも大事な役割があります。
それが、「食欲がないときでも食べやすい」こと。
暑さや疲労で食欲が落ちてしまうと、おにぎりすら食べる気にならないことがあります。
そんなときでも、ゼリーなら比較的口に入れやすいです。
私の場合、ゼリーは「これを飲めばすごく元気になる」というより、固形物が食べられなくなったときの保険として持っていくことが多いです。
ミニ羊羹|歩きながら補給しやすい
ミニサイズの羊羹もよく持っていきます。小さくてかさばらず、ポケットにも入れやすい。
休憩を取るほどではないけれど、少しエネルギーを入れたいときに、歩きながら食べることもあります。
甘い行動食は途中で飽きることも多いのですが、羊羹はコンパクトさと食べやすさが便利なので今でも定番です。
このサイズ感がちょうどいい。
山でおいしい塩気・酸味系
魚ジャーキー|結局、酒のつまみ系が山ではうまい
山では甘いものより、塩気のあるものがものすごくおいしく感じます。
いろいろ行動食を試してきましたが、私が山で「おいしい!」と感じるものを並べていくと、酒のつまみになりそうなものが多いことに気づきました。
その中でも特に好きなのが魚ジャーキーです。肉のジャーキーももちろんおいしいのですが、なぜか私は魚の方がツボ。
塩気とうまみが強く、噛んでいると味が出てくるので、少しずつ食べる行動食にも向いています。山を歩いて汗をかいたあとに食べると、本当においしい。
ジャーキーに限らず、チーズや茎わかめなども好きなので、私の場合は「行動食を選んでいる」というより、だんだん酒のつまみをザックに詰めているような状態になっています。
もちろんエネルギー補給用のおにぎりや羊羹なども別に持っていきますが、純粋に「山で食べたいもの」としては、酒のつまみ系がかなり強いです。
最近のお気に入りはこちら。
貝紐とかも持っていきたいですが、なかなか個包装のものが見つけられていません。
いつかお高めのスーパーで買った牡蠣ジャーキーがとても美味しかったため、色んなところで探し回っているのですが、まだ再会できていません。
チーズ|保冷できる日は持っていく
チーズもたまに持っていきます。
塩気があって、甘くなく、少量でも満足感があります。
クラッカーと一緒に食べてもいいし、ジャーキー類とも相性がいい。
ただし暑い季節は保冷が必要なので、保冷バッグを持っていく日に入れることが多いです。
使っている保冷バッグはイスカのコンパクトクーラーバッグSです。500mLのペットボトル2本入ります。
以前は縦長で上部だけが開くタイプを使っていましたが、今は横長のボックス型で、上面が大きく開くタイプを使っています。こっちのほうが色々入れてると取り出しやすいし見やすくて使いやすい。
茎わかめ|カロリーはなくても、おいしいから持っていく
登山を始めた頃、茎わかめを行動食として持っていったことがあります。
そのとき一緒に登っていた人から、「そんなカロリーのないものを持ってきて……」と言われました。
たしかに、エネルギー補給という意味ではあまり期待できません。でも私は今でも好きです。
酸味と塩気があっておいしいし、小袋ならものすごくコンパクト。どこのポケットにも入るので、ちょっと口寂しいときにも食べやすいです。
行動食はエネルギー源だけではなく、山で食べたいと思えるものを持つことも大事だと思っています。
ドラッグストアに行くたびに買ってます。
梅干し|「生き返る」感じがする
梅干しも好きな行動食です。
カロリー自体は高くありませんが、私の場合はおにぎりの次くらいに「元気になった」と感じることがあります。
酸っぱさと強めの塩気が、疲れているときにものすごくおいしい。
実家から送られてくる大きな手作り梅干しを持っていくこともあります。
こちらは汁が出やすいので、容器やジップロックなど、少し漏れ対策が必要です。
親特製の梅干しが最強ですが、個包装で便利なこちらをよく買っています。
また、カリカリ梅を冷凍ペットボトルと一緒に保冷バッグへ入れて、冷たくして食べるのも好きです。特に夏は、冷たいカリカリ梅がとてもおいしいです。
個包装ではないですが、ジッパー袋に入っているセブンのカリカリ梅がお気に入りです。
味噌|ひと手間かかるけど、持っていくとおいしい
ナッツやクラッカーと共に、味噌を持っていくこともあります。
お弁当用の小さな使い捨てソース容器に味噌を入れて、ナッツやクラッカーにつけて食べます。
これがとてもおいしい。
味噌はおにぎりに乗せてもいいですし、チーズに乗せてもいい。
汗をたくさんかいた後に食べると、味噌の塩気がよく合います。
魚ジャーキーや茎わかめなどは買ったものをそのまま持っていけますが、味噌は出発前に小さな容器へ移すひと手間があります。
とはいえ使い捨て容器なので、帰宅後に洗う必要もありません。
ほんの少し準備は必要ですが、その手間をかけても持っていきたくなるお気に入りです。
このような蓋付きのカップに入れて持っていっています。スーパーや100均の行楽用品コーナーにもっと小さいのもあると思います。
甘いもの・番外編
生姜糖|最近ハマっている甘いもの
最近気に入っているのが生姜糖です。
私はドライフルーツも好きなのですが、山ではあまり手が伸びません。
生姜糖も甘いのですが、生姜の辛みや香りがあるせいか、なぜかパクパク食べられます。
甘いだけのお菓子より、少し刺激があるものの方が食べやすいのかもしれません。
ジップロックに必要なだけ取り分けて持って行っています。
飴|行動食というより口の乾燥対策
飴も数個持っていくことがあります。
これはエネルギー補給というより、どちらかというと口の乾燥対策です。
空気が乾燥していたり、登りでずっと口呼吸をしていたりすると、「喉が渇いているわけではないけれど、ずっと何か水分を口に含んでいたい」ような感覚になることがあります。
そんなときに飴を舐めていると、かなり紛れます。歩きながら使えるのも便利です。
飴を入れるのにおすすめしたいのがこちら。ザックにぶら下げています。
出たゴミはこれに入れています。こちらも飴と一緒にザックにぶら下げています。便利。
カロリーメイト|ザックに常駐している予備食
普段の行動食とは別に、カロリーメイトはほぼ常にザックに入れています。
予定より行動時間が延びたときや、持ってきた行動食が足りなくなったときの保険。
毎回食べるわけではないけれど、「何かあってもこれがある」という安心感があります。
前は定番だった魚肉ソーセージ
以前は魚肉ソーセージもよく持っていっていました。
常温で持ちやすく、食べ応えもあって便利です。
ただ、最近はあまり持っていかなくなりました。
理由は自分でもよく分かりません。単純に食べすぎて飽きたのかもしれません。
行動食の好みもずっと同じではなく、その時々で定番が入れ替わっていくようです。
夏は「甘いものより塩気と酸味」
夏は、甘いお菓子をあまり食べたくなくなります。
というのも、夏場は凍らせたスポーツドリンクを持っていくことが多く、それだけで甘いものは十分だと感じるからです。
そのため食べ物は、
- 梅干し
- 魚ジャーキー
- 茎わかめ
- チーズ
- 味噌
など、塩気や酸味のあるものが中心になります。
暑いと食欲も落ちやすいので、「高カロリーだから」よりも、暑い中でも実際に食べたいと思えるものを選ぶことが多いです。
冬の低山は温かいものがうれしい
私は本格的な雪山登山はあまりしないので、食品が凍る・凍らないといった話は出来ないのですが、冬の低山では夏と食べたいものが変わります。
冬は何より、温かい飲み物がおいしいです。
ホットコーヒーを飲みながら甘いお菓子を食べるのも好き。夏には重く感じそうな、ずっしりしたまんじゅうなども、冬なら意外とぺろりと食べられます。
食事も、冷たいおにぎりより、
- カップ麺
- アルファ米
- フリーズドライ食品
など、お湯を入れて温かくして食べられるものの方が美味しく感じます。冬は「カロリー補給」というより、温かいものを食べること自体が山での楽しみになっています。
夏も冬も大活躍の山専ボトルについてはこちらの記事にまとめました。

行動食はカロリーだけで選ばなくなった
登山を始めた頃は、行動食というと「できるだけ効率よくカロリーを取るもの」というイメージがありました。
もちろん、長時間歩く以上、エネルギーを補給することは大事です。
でも、今はもう少し役割を分けて考えています。
しっかり元気を出したいときは、おにぎり。
歩きながら少し補給したいときは、ミニ羊羹。
食欲がないときの保険には、エネルギーゼリー。
疲れていても「おいしい」と思えるものとして、梅や魚ジャーキー、茎わかめ。
そして季節によっても、食べたいものは変わります。
どれだけ栄養的に優秀でも、疲れて食欲が落ちたときに食べられなければ補給できません。
逆に、茎わかめのようにほとんどエネルギー源にならなくても、「これなら食べたい」と思えるものがあると気分転換になります。
なので今は、エネルギーを取るためのものと、自分が山でおいしく食べられるものを両方持っていくようにしています。
たぶんこれからも、山に持っていく行動食は少しずつ入れ替わっていくと思います。
また新しく「これは山でうまい!」というものを見つけたら、追記していきたいです。


コメント